Windows Phone Mango の日本語フリック入力は iPhone を上回る?

執筆: つやつや

日時: 2011-05-25 (水) 7:30 AM

5月24日、Microsoft は日本語対応を含む Windows Phone Mango (バージョン 7.1) を発表しました。

アップデートや新端末の発売は秋以降の予定ですが、すでにベータ版のエミュレータが公開されています。そこで、さっそく日本語入力の使い勝手を確認してみました。

thisismango

 

いちばん気になるソフトウェアキーボードは、なんとフリック入力に対応しています。 mc_0015_---C---[-40

 

パネルはひらがな、アルファベット、数字の3枚。左側の「あいう」「abc」「1&」キーで切り替え可能です。

mc_0015_---C---[-40 mc_0013_---C---[-42 mc_0014_---C---[-41

 

漢字変換をするときは、キーパネル上部のエリアに変換候補が出てきます。候補がたくさんある場合は、全体にぐわっと広げて見やすくすることもできます。

image  mc_0005_---C---[-50

 

そしてこれがフリックの瞬間です。4方向にキーが広がると同時に、濁点「゛」キーが斜めに飛び出ていることが分かります。

この「゛」キーにフリックすることで、「が」という文字を1フリックで入力できてしまうのです。

これが iPhone のフリック入力を上回ったと私が感じた部分です。

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(@msimejp のツイートによると、「カーブ フリック」というらしいです。ちょっとかっこいいね)

濁点と半濁点が両方ある「は」キーの場合、「゜」と「゛」が左右にぴょこんと出ます。「つ」キーは小さい「っ」を打つための「小」キーと、「づ」を打つための濁点が左右に飛び出します。

抜かりないです。

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私自身、スマートフォンの日本語入力としてフリック入力を愛用しています。とくに iPhone の実装は、その使用感を含めて、きわめて理想的な日本語入力方法のひとつだと思っています。

正直いって脳波でも読み取らない限り、携帯端末でこれを上回るインターフェイスは登場しないのではないかとさえ思っていました。

しかし Windows Phone Mango のフリック入力は iPhone をよく研究しており、さらに上回ることを狙っている印象を受けます。たしかに iPhone のフリック入力は快適ではあるものの、濁点や小文字の入力でわずかに迷う瞬間がありました。

たとえば iPhone で「が」を入力するときは、「か」を入力してから濁点キーをタップします。ふだんの思考の中では当然のように一体化している「が」という文字ですが、iPhone に入力するたびに「か」と「゛」に分離している気がするのです。その指の動きは思考に少しだけフィードバックされ、わずかな雑音として思考を乱しているように感じます。同様に、小さな「っ」は大きな「つ」と比べて、ずいぶん遠くにあるように錯覚しがちです。

Windows Phone は、みんなが何となく不便に思っていたわずかな改善ポイントを的確に発見し、それをユーザーインターフェイスの改善に落とし込んでくれたように思います。

 

他にもパネルの切り替えにより、顔文字、記号、特殊文字の入力が可能です。顔文字1は日本でよく見かけるもの、顔文字2は欧米由来の横位置のものが多数収録されています。

mc_0012_---C---[-43 mc_0010_---C---[-45 mc_0009_---C---[-46

 

 

追記 5/25: @msimejp によると、Windows Phone Mango は「日本のIMEチームでソフトウェア キーボード、日本語変換エンジン部分、および辞書開発を担当しています。RTMに向けてそれぞれ追い込みの段階です」とのことです。

また、ベータ版エミュレータの日本語入力について、問題点や要望を Twitter アカウントで受け付けているそうです。

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専用の新フォント?

Windows Phone の独特な UI を作り出している Metro デザインフレームワークにおいて、最重要クラスの要素がフォントです。これも日本語版は非常に興味深い実装になっています。

デスクトップ Windows でおなじみのメイリオとは雰囲気の違う、細身で印象的なゴシック体です。

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特徴的なのが、折り返すところがとんがっている「お」。

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モリサワ 中ゴシックに似ているように思います。

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開発ツールで選択可能なフォントに “Microsoft NeoGothic” という名前がありましたが、このフォントのことかどうかは不明です。

ただし中ゴシックそのままというわけではなく、Windows Phone のフォントはさらにスリムで、細かく修正されているように見えます。これは英語版のフォント Segoe WP とのバランスや、携帯画面での視認性が考慮されているのかもしれません。

以前にも日本語版のフォントを新開発しているという噂がありました。

 

(追記: 2ch の WP7 スレによると「游ゴシック体 R/B」だそうです。FontFamily の中に Yu Gothic がありました。)

414 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 投稿日: 2011/05/25(水) 03:21:55.06 ID:UDxLQCL4

“Mango”インストールできました。
そして日本語フォントも特定できました。
Macのヒラギノを開発した会社が作った非常に評価が高いゴシック体「游ゴシック体 R/B」のよう。
(プロパティを見る限りはWP用にカスタマイズされた特別版)

yugothicr

 

 

Windows Phone Mango は今秋に既存端末へのアップデートが、さらには富士通製の新端末の発売が予定されています。

(いずれも画面キャプチャは開発中のものであり、最終的な製品とは異なる可能性もあります)

 

Update [2011-05-29]: Mango の日本語入力を開発している @msimejp によると、Windows Phone 7 で実装されている「次に押されそうなキーの当たり判定を拡大する機能」が日本語にも応用されるようです。

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管理人コメント:

ぜひ iPhone マニアの意見も聞いてみたい

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2 個のコメントがあります

  1. フォントはヒラギノと同じ会社が作った「游ゴシック体」ですね。
    http://www.jiyu-kobo.co.jp/ytl/ygf.html

    SDKをインストールしたら「YuGothicRegular.ttf」と「YuGothicBold.ttf」がインストールされるので間違いないと思います。

    o_tamon

    2011-05-25 (水) 7:30 AM

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  2. フォントはきれいでいいですね。Androidみたいに汚いフォントじゃなくてよかったです。

    mino

    2011-05-25 (水) 7:30 AM

    このコメントへのリンク

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